凍結抑制舗装とは、寒冷期における道路交通の安全確保を目的として凍結抑制機能を持たせた舗装です。車両が安全に走行するためには、タイヤと路面とがグリップすることが重要です。しかし、寒冷期などで路面上に雪や雨水が氷結した箇所が発生すると、グリップが低下して車両の走行性が不安定となります。そこで、舗装に路面凍結を抑制する機能を持たせ、車両が安全に走行できるとともに除雪効率の向上を期待できるものが凍結抑制舗装です。
凍結抑制舗装は、ロードヒーティング、凍結防止剤散布、機械除雪などの消雪効果は期待できませんが、降雪あるいは凍結初期にその効果を発揮し、一般に実施されている冬期の路面管理を補う工法といえます。